宇宙開発事業

Star Fence Intelligence Project

人工衛星やスペースデブリ(宇宙ごみ)の増加により、地球のまわりの軌道は急速に混雑しています。衛星を安全に運用し続けるためには、いま軌道上に何がどこにあるのかを、正確に知り続ける必要があります。

M-TEC は、空の一定の範囲を固定して見張り続ける小型の望遠鏡を分散配置し、軌道上の物体を継続的に観測・記録する仕組みの開発を進めています。当社が長年培ってきたシステム構築力と、遠隔地の機器を集中管理し自律的に運用する技術を、宇宙状況把握(SSA)の分野へ応用する取り組みです。

目指しているのは、中立で、第三者が検証でき、途切れることなく続く国産のデータ基盤です。

宇宙開発事業への取り組みについて

M-TEC株式会社 代表取締役 増木康人

人工衛星や宇宙ごみが急速に増え、軌道上がどうなっているかを正確に知ることが、これからの社会の前提になります。ところが日本には、民間が常時観測し、誰でも検証できる形で記録を提供し続ける仕組みがまだありません。海外の見えない仕組みに頼ったままでよいのか。私たちは、この領域を自らの手で切り開くことを決めました。

当社は2024年11月にこの課題に着目し、構想に着手しました。2026年4月からは自己資金により本格的に技術者を投入し、同年6月には実際の観測による実証を達成しています。誰かの支援を待ってから動いたのではなく、自らの判断と資金で先に踏み出したことを、経営者として明確に申し上げておきたいと思います。

この事業は、当社のIT本業で培ったシステム構築力と、遠隔観測の運用能力をそのまま活かせる領域です。単発の受託ではなく、当社の事業戦略の柱として位置づけています。自社で進めてきた遠隔天文サービスの構築と並行して取り組み、両者で得られる運用技術を相互に還元させていきます。

中立で、検証可能で、日本が自らの手で持つ観測とデータの基盤を。長く続ける覚悟をもって取り組みます。

M-TEC株式会社 代表取締役 増木 康人

研究開発体制

宇宙開発事業部が本事業を担当し、社内のIT部門と連携して開発・運用を進めています。軌道決定や物体の相関に関する理論面では、大学の研究者と連携しています。

M-TEC株式会社 宇宙開発事業部 部長 佐々木知洋

佐々木 知洋(ささき ともひろ)

宇宙開発事業部 部長 / 本事業の研究開発責任者

観測網の構築、検出処理の実装、多拠点の遠隔集中運用と自律化、データカタログの設計を統括しています。

1990年に大手非鉄金属メーカーへ入社し、半導体部品製造装置の電気・機構設計、施工監督および現地据付、社内計測器管理システムの設計に従事。発明者として半導体製造装置関連の特許2件。その後、独立系システムインテグレータおよび保険システム開発会社において、大手損害保険会社向け共同WEB代理店システム、公共金融基幹システム、共済向け保険システム、画像処理AIの実証など、基幹ITシステムのプロジェクトリーダー・PMO・開発部門長を歴任。

保有資格:第2種電気工事士、星空案内人(星のソムリエ®)ほか

これまでの歩み

2024年11月
軌道上物体の観測とデータ基盤の必要性に着目し、構想に着手
2026年4月
自己資金により本格的に技術者を投入し、開発に着手
2026年6月
実際の夜空での観測により、静止軌道上の物体の検出を実証

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M-TEC株式会社(エムテック)

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